■ 定点カメラ

 

定点カメラ ver 1.1.0

定点観測向きのiPhoneアプリを作りました。前に撮った写真を、カメラの撮影画面に半透明表示して同じ構図で写真を撮ることができます。

さらに、インターバル撮影の機能も付けたので、雲の観測とかすると楽しいと思います。

↓こんなムービーの素材写真が撮れますよデモ
「定点カメラ デモムービー」
定点カメラで撮った写真をWindowsムービーメーカーで動画にしてみました。

■App store
http://itunes.apple.com/jp/app/id354143753?mt=8

■コミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4823652

 

■Ver 1.1.0の新機能(2010/2/25公開!)
・新規アルバム作成の時、カメラロールの写真を取り込めるようにしました。
・アルバムに写真を追加する際、インターバル撮影を行えるようにしました。中断したインターバル撮影の続きが撮影できます。
・個別の写真を見る画面で、自動コマ送りの機能を付けました。連続写真が動画のように表示されます。


インターバル撮影した写真で作りました。

■主な機能
・前の写真を重ねて同じ構図で写真を撮る
・インターバル撮影
・写真を「アルバム」という管理でまとめて管理できる
・アルバムへの写真追加、削除、アルバムの削除など

アルバムとは?
 
定点カメラは、同じ場所で同じ構図の写真を撮るためのアプリケーションです。たとえば、庭の植物、ビルの工事現場、子供の成長などを定期的に同じ構図で写真に収める事で、変化を楽しむのが目的です。

 なので、同時にいくつかの被写体を扱うことになります。そんな複数の被写体ごとに写真をまとめて管理する単位がアルバムです。



アイコンとか起動画面とか


左下の青いのが定点カメラのアイコンです。


起動時のスプラッシュ画面。三脚にカメラを乗せて定点観測なイメージ

 


トップ画面。上にメニュー、下にアルバムという構成。

これが最初の画面です

メニュー

・新規アルバム
 一番最初はアルバムが一つもない状態なので、このメニューでなにかアルバムを作ることになります。

・インターバル撮影
 10秒〜10分の間で時間を指定し、一定時間ごとに自動で写真を撮る機能です。撮った写真はアルバムでまとめられます。

アルバム

 これまでに撮影したアルバムです。タップするとアルバムの画面に遷移します。

 アルバム単位で写真をまとめるので、各写真がカメラロールの中でバラバラになっていても一括して閲覧することが出来るし、次に撮影するときも基準写真を探したりする必要がありません。

 写真はカメラロールにも保存されますが、アプリケーション内にも保存されます(320*427のサイズ)。なので、カメラロールから削除してしまっても撮り溜めた写真を見ることが出来ます。

 

 


家で起動するとベランダで撮った写真が上になります。次がお台場、新橋、外房線の順で遠くなっています。

アルバムの並び順は現在地に近い順です

アルバムは定点カメラ起動時のGPS座標と撮影時点の座標から距離を計算し、近い順に並びます。

なので、撮影地に行って定点カメラを起動すると、その場所で撮影したアルバムが一番上に出てきます。

ただ、GPSに誤差があるので、近い場所で撮ったアルバムと並び順が入れ替わる場合もありますが許してください。

 

次は、新規アルバムとインターバル撮影の説明をします。

 


アルバムの名前と写真のサイズを設定します。

 

トップ画面>新規アルバム

・名前
 アルバムに名前を付けます。後で変更できます。

・写真のサイズ
 5種類のサイズから選べます。QVGA(320x240)、VGA(640x480)、SVGA(800x600)、XGA(1024x768)、UGA(1600x1200)です。

・撮影ボタン
 押すとカメラが起動します。アルバムで1枚目の場合はオーバーレイ表示はされません。2枚目からオーバーレイ表示されます。

・写真アルバムから選ぶボタン(Ver 1.1.0で追加)
 アルバムの1枚目の写真を写真アルバムから選んで取り込みます。定点カメラを使用する以前に撮影した写真を基準に出来るので、例えば数ヶ月前に撮った写真との差を、今撮影することが出来ます。

 


新規アルバムの画面と比べると、撮影間隔と枚数の項目が追加。

トップ画面>インターバル撮影

名前と写真のサイズは上と同じ。

・撮影間隔
 5秒から10分の間で選べます。

・撮影枚数
 10枚〜無制限で設定できます。指定した枚数を撮影すると自動で撮影を終了します。

・撮影ボタン
 押すとインターバル撮影が始まります。1枚目だけどの撮影間隔を選んでも、10秒後にシャッターが切られます。2枚目からは指定した間隔で撮影されます。

 

次は、実際の撮影画面について。

 

撮影画面


前に撮った写真がうっすら見えます。それにカメラの画像を合わせることで同じ構図の写真を撮ろうって魂胆です。

 

キャンセルボタン

前の画面に戻ります。

カメラボタン

写真を撮影します。

スライダー

オーバーレイの透明度を変更できます。



インターバル撮影の撮影画面
スライダーの機能は同じ。撮影は自動なのでカメラボタンはありません。

完了ボタン
撮影を中断してトップ画面に戻ります。トップに戻るとアルバム一覧に今撮ったインターバル撮影のアルバムが追加されているはずです。

撮影枚数
指定した撮影枚数と現在枚数を「x/y」の形で表示します。無制限の場合は無制限と表示されます。

時間表示
次回撮影までの残り時間を表示します。クレイアニメなどを撮る場合は参考にして作業すると良いと思います。

スライダー
オーバーレイの透明度を変更できます。

 

次はアルバム管理画面の説明をします。


アルバム内の画面。上にメニューで下に写真一覧。

トップ画面>アルバム内画面

アルバムへの写真追加、アルバム情報の変更、登録写真の管理、表示を行えます。

メニュー

・写真を追加
 アルバムに写真を撮影して追加します。1枚前の写真が基準写真としてオーバーレイ表示されます。

・インターバル撮影(Ver 1.1.0で追加)
 アルバムの最後の写真を基準写真としてインターバル撮影を行うことが出来ます。途中で中断したインターバル撮影を再開したり、途中まで手動で撮影していたアルバムを途中からインターバル撮影として追加撮影出来たりします。

・プロパティ
 アルバムの名前変更、カメラロールに保存する画像のサイズを変更できます。

写真一覧

 画面で「焼き肉」って出てるのが、このアルバムの名前です。アルバム内の写真が上から日付の昇順(古い順)で並びます。それぞれの写真をタップすると写真のビューアーが表示されます。


これが写真のビューアーです

トップ画面>アルバム内画面>写真表示画面

写真の表示、削除などを行えます。iPhoneの回転に対応しています。

ゴミ箱ボタン
表示した写真を削除したい場合は、ツールバーの右にあるゴミ箱ボタンを押します。確認後、アルバムから写真が削除されます。登録写真が1枚も無くなるとアルバムを削除できるようになります。

矢印ボタン
ツールバーの矢印ボタンで写真の表示を移動できます。右を押すと、より新しい写真を表示します。連続して押すとアニメーション的に写真の変化を楽しめます。

再生ボタン(Ver 1.1.0で追加)
二つの矢印ボタンに挟まれた三角形のアイコンが再生ボタンです。押すと自動でコマ送りをし、連続写真をムービーの様に楽しめます。もう一度押すと止まります。最後の画像に達すると、再生ボタンを押した最初のコマに戻ります。

完了ボタン
完了ボタンを押すとアルバムの管理画面に戻ります。

 


アルバムのプロパティを設定します。アルバムの削除もここでします。

トップ画面>アルバム内画面>プロパティ

名前、サイズの変更、削除などを行います。

名前
アルバムの名前を任意に変えられます。

サイズ
次から撮影する写真のサイズを変更できます。

保護
デフォルトでオンになっています。アルバムを削除したい場合はオフにして、下の削除ボタンを押してください。

変更を保存
名前、サイズ、保護の状態をiPhoneに保存します。変更してもこのボタンを押さないと反映されないので注意してください。

このアルバムを削除ボタン
アルバムを削除します。保護されているアルバムは削除できません。削除前に1度確認が入りますが、誤操作に注意してください。アルバムを削除してもカメラロールの写真は残ります。

 

 

主な機能紹介は以上です。長い時間を掛けて思い出を見える形にするためのアプリケーションです。インターバル撮影で、普段は気づかない物の動きに感動できるかも知れません。

使い方次第で、今まで見えていなかった物が見えるようになるでしょう。どう使い、どう感じるかは、このアプリケーションを使うあなた次第。是非面白い発見を。

3/10まで無料ですが、それ以降は有料アプリになりますので、インストールはお早めに。

2009/2/25 マツモトケイジ